能登半島地震被災状況視察

3月19日に、能登半島地震被災状況視察に行ってきました。9時過ぎの北陸新幹線に乗り富山駅でレンタカーに乗換え輪島市までの道のりは片道3時間半掛かりました。途中七尾市までは大きな被害を目にすることは無かったのですが、輪島に向かう自動車専用道路 能越自動車道の被災状況を見て緊張が走りました。道路は下り線のみ通行可能で、まるでオフロードを走っているような路面状況です。車窓から見える山並みは地すべりにより地山が見えています。道中のコンビニやスーパーは軒並みトイレ使用禁止です。
輪島市内に入ると、あたり前のように倒壊した家屋が並びます。震災から3ヶ月近く経った今でも倒壊家屋が道を塞いでいました。合流した昇和産業さんも被災状況に戸惑っていました。輪島からの帰路は海沿いの一般道を通ります。車が集中するため富山まで4時間を要しました。災害支援に来るにしても、風呂や洗濯が出来る宿泊地は富山県高岡市あたりが一番近い拠点です。七尾市にも宿がありますが素泊まりで食事風呂無しばかりです。こんな過酷な状況ですが4月まで組合員4社が支援にあたります。
下水管路は全国からの支援で目処が立ってきたようですが、奥能登地域の復旧はまだまだ続く感じです。皆さんに頂いた浄財が被災した方々の役に立つことを祈るばかりです。
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